学生・講師
インタビュー

ひたむき人【第6回】

蛭田さんインタビュー

INTERVIEW

インテリアデザイン設計科
蛭田 保渚美さん
紹介文
インテリアデザイン設計科   蛭田 保渚美さん

スペースデザインカレッジに入学後、わずか6ヶ月で挑んだコンテスト『住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2011』(主催:インテリア産業協会 / 後援:経済産業省)で、独自の表現方法で学生部門の特別奨励賞を受賞した。傍目からみれば、受賞したというよりも「もぎとった」と表現した方がふさわしいように思えた。
しかし話を聴けば、彼女にそんな気負いはない。「賞をねらってとったなら誇っていいけど、たまたまだから。受賞はうれしいけど、そのことはもう忘れます」。そうきっぱりと言い切った。
このたびは受賞おめでとうございます。受賞を知ったときはどう思いましたか?
うれしかったですよ。
受賞の書類が届いたのが12月25日だったので、クリスマスプレゼントみたいだなって思いました。
今回のコンテストの課題は、「都市近郊の山間地に建つ高齢者のための住宅」ということでした。蛭田さんの作品は、ボード(インテリア提案を1枚のボードに集約したもの)をマンガで表現するというアイデアが評価されたようですね。マンガで表現は最初からあったのですか?
わりと最初の段階から、マンガで表現してみようと思ってました。
普通ボードには間取り図とかパースとか具体的な情報を盛り込むんですけど、この作品は機能面で足りないところもあるし、これじゃ住めないと思うんです(笑)。でも、最初は相手にどういう家をつくるかを伝えるためには、まずは見てもらえないと意味がないですよね。なので、見てもらうにはどうしたらいいかって考えたら、答えがマンガでした。私もマンガだったら絶対に読むので(笑)
マンガは以前から描いていたのですか?
いえ、ぜんぜん。
読むのは好きですけど、描くのは初めてでした。でも、このコンクールに挑戦するときに校長先生に「自分に課題を与えろ」と言われたので、初めてだからとか、できるとかできないとかは考えず、思いついたことをやってみようと思いました。
ラフプランの段階で先生方にマンガで表現したいというアイデアを伝えたのですが、誰にも反対されなかったので、大丈夫かなと(笑)。
このコンクールは、課題が「都市近郊の山間地に建つ高齢者のための住宅」だったんですけど、あまり細かいクライアント設定はされていなくて、クライアント像は自分で設定するんです。それで私は、クライアントを「70歳をこえた夫婦だけど、ふたりとも現役の漫画家」というふうに設定して、マンガで表現する必然性をだしました。
コンテストの受賞は就職にも有利になりそうですね。
いえ、今回の受賞のことはもう忘れます(笑)。賞は本当にたまたまなので。
ぜったいに賞をとるって、狙ってとったのなら自信をもっていいと思いますが、私はそういう感じではなかった。
アイデアがおもしろかっただけで、実際の仕事で使えるものではないと思うし。自信がついたとかそういうことはあまりないです。就職に有利とも、あまり思っていません(笑)。
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