2021.09.14インテリアコーディネート

インテリアプランナー資格を取ろう!勉強方法や製図試験の難易度について解説

自宅で勉強する女性インテリアプランナーとは、住宅やオフィス、商業施設、公共施設など、建築物の企画設計から工事監理を行うプロフェッショナルのこと。学科試験と設計製図試験に合格し、登録条件を満たす者のみがインテリアプランナーとして認められます。

今回は、制度の見直しにより以前よりもチャレンジしやすくなったインテリアプランナー資格試験について、試験の難易度や独学での取得は可能かどうか、合格により近づくための効率的な勉強方法とは…などについて解説します。

インテリアプランナー資格試験とは?

インテリアプランナー資格試験は、公益財団法人 建築技術教育普及センターが実施する独自の資格制度です。民間資格であり、国家資格ではありません。

試験は2種類の試験で構成されています。6月に学科試験があり、学科試験合格者と学科試験免除者は11月に実施される設計製図試験を受けることができます。設計製図試験合格者のうち、登録条件をクリアした人だけがインテリアプランナーとして登録が可能となります。

 

以前は受験時の年齢が満20歳以上でないと受験ができませんでしたが、平成28年に以下のような制度変更が行われ、学生や若い世代の方や、業界で働きながら資格取得を目指す方も受験しやすくなりました。

・年齢制限の撤廃

・建築士(一級・二級・木造建築士試験)資格保有者は、学科試験免除

・試験を学科試験(6月)、設計製図試験(11月)の2回に分離

・学科試験合格者に「アソシエイト・インテリアプランナー」資格を付与

・インテリアプランナー登録に必要な実務経験年数の短縮

・受験手数料の引き下げ

 

試験日程や過去の合格者数など、さらに詳しく知りたい方はこちらのページをチェックしてみてください。

>>インテリアプランナーの資格について

インテリアプランナー資格の学科試験の内容と勉強方法

インテリアプランナー資格制度変更により試験が2回に分けての実施となったインテリアプランナー資格試験。まずは、6月に実施される学科試験について、試験の概要とおすすめの勉強法、難易度などをご紹介します。

建築士資格保有者などは、学科試験は免除

制度変更により、5年以内の学科試験合格者のほか、建築士(一級・二級・木造建築士試験)資格保有者、アソシエイト・インテリアプランナーの方については、学科試験が免除となります。上記に該当する方は学科試験を受けることなく、11月の設計製図試験を受けることができます。

法令集の持ち込みが可能

学科試験では、受験表、黒鉛筆(シャープペンシル含む)、消しゴムの他に、法令集の持ち込みが可能です。建築関係法令集法令編、基本建築関係法令集法令編、基本建築基準法関係法令集などが持ち込み可能となり、その他法令集については、建築技術教育普及センターのWebサイトにてご確認いただけます。

 

ただし、法令集の持ち込みが可能だからといって、勉強をしなくても良いというわけではありません。記載場所を把握していないと試験でのタイムロスにつながりますので、しっかりと読み込んでから試験に臨みましょう。

また、法令集への「書き込み」についてはいくつか注意点があり、守らなかった場合には法令集使用不可、または退場となる場合があります。解説を書き込む、条文に関する別表を挿入するなどは認められませんので、該当する書き込みがある場合は丁寧に消しゴムをかけて消しておきましょう。

学科試験の難易度はそこまで高くない

インテリアプランナー試験の学科試験は、インテリア・建築の専門知識が必要となりますが、難易度はさほど高くないとされています。過去問題集を多く解くことで、出題傾向や問われるポイントを効率良く知ることができます。

一通り参考書を読んだ後に過去問題や練習問題などを解き、出題傾向を抑えてから参考書でさらに理解を深めていく勉強方法がおすすめです。

インテリアプランナー資格の設計製図試験の内容と勉強方法

設計製図試験インテリアプランナーの資格試験の最大の壁は、学科試験後の設計製図試験にあります。ここでは、製図試験の概要と難易度からみる勉強のポイントをご紹介します。

設計課題は事前に公表される

設計製図試験の設計課題は、同年6月に発表されます。事前に発表されるため、試験までの約5カ月間しっかりと対策を行うことができます。

令和3年度の設計課題は「ワークスペースのインテリア」です。過去には、「アーケード商店街にあるコミュニティキッチンのインテリア」や「地方都市にあるホテルのロビーのインテリア」、「本に囲まれて暮らす住戸のインテリア」など、どれも実務に直結する試験課題が出されています。

製図試験の難易度は高い

設計製図試験では、事前に公示された計画目的や建築物の概要、要求図書の概要を基に設計製図を行います。基本的な知識と製図技術に加え、目的に合ったプランを表現する力が求められます。製図の知識と技能が必要となる、難易度の高い試験なのです。

実務経験がない方や、製図の知識や技術に自信がないという方は、正しく製図ができているか専門家の添削を受けながら勉強することが必要です。

インテリアプランナー資格は独学でも取得できる?

ここでは、学科と設計製図に分かれるインテリアプランナー資格試験について、独学でのチャレンジで合格は可能なのか、過去5年間の合格率を見ながら解説していきます。

  平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
学科試験 59.3% 60.9% 65.4% 69.0% 69.3%
設計製図試験 28.3% 26.9% 27.6% 23.5% 27.2%

参考データ:インテリア試験データ|公益財団法人建築技術普及センター

受験資格はないため、独学で「挑戦」することは可能

以前は「受験時の年齢が満20歳」という年齢制限がありましたが、現在は誰でも受験が可能に。年齢以外の受験資格もないため、どんな人でもインテリアプランナー資格に挑戦することが可能です。

独学で製図試験を突破するのは難しい

平成28年度~令和2年度までの学科試験合格率は、59.3%~69.3%と比較的高い数値となっています。学科試験については、参考書と過去問題集を使用した独学でも合格の可能性は十分にあります。

しかし、設計製図試験を独学で突破するのは簡単なことではありません。過去5年の合格率は23.5%~28.3%と、30%を切る低い数値が示されています。設計製図試験を突破できるのはおよそ4人に1人程度ということです。

実務経験や製図の正しい知識と技能が無い場合、試験に必要とされる技術やコツ、表現力を独学で習得するのは大変難しいとされています。

インテリアプランナー資格試験の勉強を効率的に進めたいなら

専門的な知識と技能を必要とするインテリアプランナー資格試験ですが、合格に向けて効率良く勉強を進めるためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

オンラインスクール・通信講座を利用する

インテリアについて学ぶことができるオンラインスクールや通信講座は、仕事や学業をこなしながらの資格取得におすすめです。隙間時間やおうち時間を有効活用できるため、ライフスタイルを崩さず勉強に取り組むことができます。

ただし、授業の配信形式が録画授業のみの場合、リアルタイムで疑問点を解消できない点に注意が必要です。授業を観終わってからメールやチャットなどで質問をしようと思っていても、うまく文面で説明ができなかったり、うっかり忘れてしまったりすることもあるからです。

対面授業のようにしっかりとコミュニケーションを取りたいと考える方は、LIVE授業形式のスクールや質問時のサポートがしっかりとしているスクールを選ぶと、ストレスなく勉強を進めていくことができるでしょう。

専門学校やスクールへ通う

普段の行動範囲にインテリアや建築関連の専門的な知識が学べる学校がある場合には、通学するのもおすすめです。

オンラインスクールや通信講座よりも学費が高額になりますが、対面授業のメリットは多くあります。専門家からの的確なフィードバック、モチベーションの維持など、試験突破への一番の近道といっても過言ではありません。

また、就職サポートの手厚さは専門学校やスクールの強みでもあります。効率的な勉強・短期間合格・手厚い就職サポートを希望する場合は、専門の学校への通学を検討してみてはいかがでしょうか。

通学・受講しながらインテリアプランナー資格試験に挑戦するメリット

オンラインスクールで勉強している女性ここでは、オンラインスクールなどで、プロの講師の指導のもと勉強することで得られる4つのメリットをご紹介します。

製図に関する指導やフィードバックを受けられる

設計製図試験では、趣旨や要望を正しく理解して、的確に表現する力が求められます。独学では気づかない細かな部分についての指導やフィードバックにより、効率良く知識を深めて勉強を進めていけることが最大のメリットです。

体系的な知識を身につけられるため、実務に役立つ

試験で出される問題やポイントとなる知識は、実務にも直結する重要なものばかり。オンラインスクールや専門学校などの講師による解説を通して深く勉強することで、生きた知識へ変わり、実務の中で生かすことができるようになります。

分からないことを講師に質問できる

独学との大きな違いは、分からない点があれば、すぐに質問できる環境が整っていること。

特に、短期間での合格を目指す方にとっては、疑問点をすぐに解決できるかどうかが合否を分けるポイントといっても過言ではありません。

モチベーションが維持できる

スクールへの通学や通信講座を利用することで、勉強のペースを維持しやすくなります。

分からない点があった際に講師に質問できるだけでなく、他の受講生が共に勉強している様子を見るだけでも、モチベーションの維持にもつながります。

資格取得後のインテリアプランナーの仕事や年収

ここまでインテリアプランナーの資格を取るために知っておきたい基本情報や勉強のコツをご紹介してきました。ここでは、資格取得後にどのような仕事をすることになるのか、平均収入はどれくらいなのかといった情報をご紹介します。

インテリアプランナーの仕事内容とは

インテリア空間の設計から工事監理に至るまで、幅広く建築物の室内空間に関わるインテリアプランナー。

その仕事は依頼主との打ち合わせから始まり、要望に合う最適な空間を設計して依頼主へプラン提案を行います。プラン決定後は、施工業者へ発注して計画に沿った工事が行われているかどうかを確認し、最終チェック後に依頼主へ引き渡しする、というのが一連の仕事の流れです。

インテリアプランナーとインテリアコーディネーターの違い

インテリアプランナーに似た資格として、インテリアコーディネーターがあります。同じインテリアに関する資格であるインテリアプランナーとインテリアコーディネーターですが、仕事範囲には大きな差があります。

インテリアプランナーは、大型商業施設や公共施設から個人宅に至るまで、建築物の室内空間の企画から設計、工事監理までをトータルに行う仕事です。それに対して、インテリアコーディネーターは個人宅のコーディネートが多く、既存の空間に既製のインテリア商材をコーディネートしていく仕事です。

つまり、インテリアプランナーの方がより業務範囲の幅が広く、建築物との関わりがより深い職種といえるでしょう。そのため、この二つの職種には待遇面に大きな差があるのです。

インテリアプランナーの収入(年収)

インテリアプランナーの平均年収は、300万~500万円台が一般的。ただし、実務年数が少ない場合には平均よりも低い場合も多く、実績や勤務年数によっては平均より多い年収も期待できます。また、企業規模や独立することによって、年収1000万円を超えるケースもあります。

おわりに

インテリア業界や建築業界での活躍が期待できるインテリアプランナー。資格取得を目指すのなら、プロの講師からの指導が受けられるスクールなどを利用してチャレンジするのが合格への近道です。

ライフスタイルを崩さずに勉強ができる通信講座の中でも、LIVE授業で通学と変わらないスタイルで勉強ができる、スペースデザインカレッジのオンラインスクールはとってもおすすめです。

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インテリアコーディネートの知識を活かせる仕事って?

インテリアコーディネートの仕事といえば、インテリアコーディネーター。
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