2021.07.16インテリアの資格・お仕事

インテリアコーディネーター資格は独学でも取れる?効率的な勉強法とは

独学で勉強している女性インテリアコーディネーター資格は、インテリアの仕事をする上で優遇されることも多く、職種によっては資格が必須となることも。日常生活にも役立つことから、インテリアが好きな主婦の方や社会人の方からの人気も高い資格です。

 

今回は、インテリアコーディネーター資格について、独学での資格取得は可能なのかどうかや、効率的で身になる勉強法について徹底的に解説していきます。インテリア関連の資格取得に興味をお持ちの方は、ぜひご参考にしてくださいね。

インテリアコーディネーター資格試験とは?

インテリアコーディネーター資格試験インテリアコーディネーター資格試験とは、公益社団法人インテリア産業協会が行っている試験です。試験に合格することで、協会認定のインテリアコーディネーター資格を取得することができます。

インテリアコーディネーター資格とは

専門的な知識とコーディネートのプランニング力がなければ合格できないこの資格は、持っていることで、インテリア業界はもちろんのこと、不動産、建築・デザイン、教育関係などにも活躍の場が広がる資格です。

試験は一次と二次に分かれていて、受験資格はありません。そのため、年齢・性別・学歴・職業に関わらず誰でも受けることが可能です。

 

資格試験の日程や過去の合格数などは、下記のページで確認できます。
>> インテリアコーディネーター資格試験について

一次試験の内容と勉強法

一次試験は、「マークシート方式」です。

試験問題の出題範囲は幅広く、2021年度試験では、以下の通りとなります。

  1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
  2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
  3. インテリアの歴史に関すること
  4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
  5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
  6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
  7. 環境と設備に関すること
  8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
  9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること

このように、インテリアやインテリアコーディネーターに関する問題が出題されます。そのため、業界での就業経験がない場合は、専門用語を覚えるだけでも相当の勉強期間を要することが考えられます。

 

どの分野からもまんべんなく問題が出題されるため、苦手分野を捨てて他の分野を強化するという勉強法はおすすめできません。テキストや問題に使われている専門用語は、ノートにまとめるなどして徹底的に理解しておく必要があります。

二次試験の内容と勉強法

二次試験は、記述式で行う「プレゼンテーション」と「論文」です。製図に必要な道具を使って行う実技試験になります。

プレゼンテーションではスケールや色鉛筆を使って製図と着彩を、論文では課題に対してのプラン提案を行います。

二次試験では、以下の製図道具の持ち込みが認められています。

  1. 鉛筆またはシャープペンシル(硬度は自由)
  2. 色鉛筆(18色以内、色は選択自由)
  3. プラスチック製の消しゴム
  4. 字消し板
  5. 直定規(30cm以内)
  6. 三角スケール
  7. 三角定規
  8. 勾配定規
  9. コンパス
  10. ヘキサスケール(直定規・三角スケールの機能を持つもの)
  11. 型板(テンプレート)の円定規だけのもの
  12. 製図用ブラシ
  13. ミニ鉛筆削り

二次試験で持ち込めるものは、上記の13種ですが、すべてを持ち込む必要はありません。自分の使いやすいものを厳選して持ち込むのが一般的です。

試験で最低限必要となるのは、1~6と11です。この7つの道具さえあれば、問題なく試験を受けられるでしょう。

 

そして、製図を描くプレゼンテーション試験では、正しいパース(遠近法)を描くことができるか、基本とポイントを押さえた着彩がきちんとできているかが合否のポイント。そのため、限られた時間の中でしっかりと完成できるように、パースや着彩に慣れておくことは、合格の必須条件といえます。

合格は難しいかも…?と感じたあなたへ

試験内容を知って、自分には難しいと感じた方はいませんか?1年の間に、筆記も実技も勉強するのはハードルが高いと感じたかもしれません。

ですが、インテリアコーディネーター資格試験は、一次試験に合格すれば、3年間は一次試験が免除されます。万が一、二次試験で不合格となってしまっても、翌年の試験は二次からスタートさせることができます。

そのため、初年度は一次試験対策に集中し、合格してから二次試験対策をスタートさせるということも可能なのです。

インテリアコーディネーター資格は独学でも取得できる?

インテリアコーディネーター資格に興味があるけれど、学校に通う時間がない、通信講座やオンライン講座は続けられるかちょっと心配……。こういった方は独学での資格取得を考えるかと思います。果たして、独学でインテリアコーディネーター資格を取ることは可能なのでしょうか?

ここでは、勉強を始める前に知っておきたい、合格に向けた独学のポイントについてご紹介します。

受験資格はないため、独学でも挑戦は可能

インテリアコーディネーター資格の魅力の一つは、誰もが受験できるところです。専門的な資格ですが、実務経験や年齢・性別・学歴などの受験資格は一切ありません。

一次試験に関しては、時間に余裕を持って試験勉強をスタートすることができれば、テキストを使った独学でも合格する可能性は十分にあります。

独学での合格も可能だが、未経験者の場合は難易度が高い

独学でも試験に挑戦することは可能ですが、業界未経験者×独学で試験を受ける場合、合格率が高いとはいえません。

専門用語の理解に時間をかけすぎて、試験までに全範囲を網羅しきれないということも考えられます。業界未経験者が挑む場合は、勉強期間を少し長めに考えて勉強をスタートさせると良いでしょう。

インテリアコーディネーター資格試験に独学で挑戦するメリット

独学での挑戦は、不安も多く、実力がついているのかを実感しにくい面があります。

ここでは、独学で挑戦するメリットをまとめました。

費用が安く抑えられる

独学で勉強する一番のメリットは、費用が安く抑えられるところです。

独学でのインテリアコーディネーター資格取得にかかる費用は、必要な専門書とテキスト代、受験料のみ。とにかく費用を抑えたいという人にはベストな勉強スタイルといえるでしょう。

自分のペースで勉強できる

決まった勉強時間が取れない人にとっては、時間や場所を選ばず勉強ができる独学スタイルは魅力的。スキマ時間を使って自分のペースで勉強ができるため、ライフスタイルを変えずに資格に挑戦できる点もメリットといえるでしょう。

ただし、自分自身で勉強のスケジュール管理ができない場合は、なかなか勉強が進まない点はデメリットとなり得ます。

インテリアコーディネーター資格試験の勉強を効率的に進めたいなら

オンラインで勉強している女性業界未経験の場合、効率的に勉強を進めたいと思う方も多いはず。ここでは、資格試験合格に向けたおすすめの勉強法をご紹介します。自分に向いているスタイルを見つけてみてください。

オンラインスクール・通信講座を利用する

勉強の効率性を重視する方や、スケジュール管理に自信がない方には、自宅で授業を受けられるオンラインスクール・通信講座の利用がおすすめ!独学に比べ、速いスピードで計画的に知識を深めていくことができるでしょう。

 

ただし、オンラインスクールでは録画授業が多く、リアルタイムで質問できない場合もあります。そのため、納得できるバックアップ体制のスクールを選ぶのもポイント。

オンラインスクール・通信講座は、自分の生活スタイルを崩さずに合格を目指す人におすすめの勉強スタイルです。

専門学校やスクールへ通う

建築・インテリア関係の専門学校やスクールでは、インテリアコーディネーター資格試験に役立つ実践的な知識を身につけることができます。建築・インテリア関係のスクールの中には社会人向けに設立されているコースもあるため、働きながらでも通学が可能な学校も存在します。

 

二次試験で行われる製図や論文は、独学や通信講座ではポイントやコツがつかみにくいこともあります。専門学校やスクールに通うことで、プロの的確なアドバイスを受けることができ、短期間での基礎習得を期待できるでしょう。

費用がかかるという面もありますが、直接指導が受けられる点は何よりの魅力。学校が自宅近くや通いやすい場所にある場合には、選択肢の一つとしておすすめです。

インテリアコーディネーター資格試験に通学・受講しながら挑戦するメリット

スクールで勉強している女性独学ではなく、通学・受講して挑戦するメリットについてご紹介します。

モチベーションを維持しやすい

独学の場合、忙しい時期が続くとつい長期間にわたって勉強をお休みしてしまうことも。オンライン講座やスクールへ通い、定期的に授業を受けることで、学習や資格取得への意欲を維持しやすくなります。

共に学ぶ仲間の存在もモチベーション維持につながりますね。

分からないところを質問できる

通学制の学校であればプロの指導をリアルタイムで、通信講座やオンライン講座でもリアルタイムやメールなどで質問することが可能です。

分からない箇所をそのままにしておくと、その後の勉強に大きな影響が出てしまうことも。気になる点をすぐに解決することができるという点は、学校や講座を利用して受験する人にとって大きなメリットです。

図面に関する指導やフィードバックを受けられる

二次試験で行われる製図については、独学では正しい基礎と実力がついているのかの判断が難しく、合格ラインに達しているかどうかも分かりません。

プロのフィードバックが受けられる学校や講座を利用することで、合格に必要な基礎知識やポイントを確実に押さえることができます。

実用的な知識が身につく

テキストを使った独学のみで勉強をしていると、どうしても「資格取得のための勉強」になってしまいがちな面も。

オンライン講座やスクールへ通う人の多くは、インテリア業界への就職・転職を目指しているため、資格に関する勉強だけでなく「実務で役立つ知識」を身につけることができます。実践的な知識は、インテリア関連の仕事以外の日常生活でも役立つため、どんな状況の方にとっても魅力的なメリットといえるでしょう。

おわりに

インテリアコーディネーター資格は、独学での挑戦も可能な資格ですが、覚える専門用語や基礎知識がとても多く、中には途中でモチベーションが下がって挫折してしまう人も。そんなときには、スクールや通信講座を利用するのがおすすめです!

 

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インテリアコーディネートの知識を活かせる仕事って?

インテリアコーディネートの仕事といえば、インテリアコーディネーター。
しかしインテリアコーディネーターだけでなく、インテリアデザイナー・店舗デザイナー・家具デザイナーなどなど・・・インテリアコーディネートの知識を活かせるお仕事はたくさんあります。

それぞれどんなお仕事なのか、チェックしてみましょう!

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