インテリアコーディネーター資格試験

インテリアコーディネーター資格の概要

インテリアコーディネーターは公益社団法人インテリア産業協会が主催している資格の名称です。 インテリアコーディネーターは住む人にとって快適な住空間を作るために適切な提案・助言を行なうプロフェッショナルです。 インテリア(家具、ファブリックス、照明器具、住宅設備等)に関する幅広い商品知識を持ち、インテリア計画や商品選択のアドバイスなどを行ないます。 受験資格ですが年齢・性別・国籍・学歴・職業・経験の制限はありません。試験は1次と2次で構成されます。

一次試験
試験日 【令和5年度】2023年9月15日(金)〜10月15日(日)
※受験申込時に希望日時を1つ選択
試験科目 1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
3. インテリアの歴史に関すること
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
7. 環境と設備に関すること
8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
受験資格 年齢・性別・学歴・職業・経験は問いません
試験地 全国47都道府県
試験会場 CBTソリューションズのホームページに掲載されているテストセンター
二次試験
試験日 【令和5年度】2023年12月3日(日)
試験科目 プレゼンテーション・論文(筆記式)(180分)
受験資格 過去3年以内に一次試験に合格していること。
試験会場 北海道・岩手県・宮城県・群馬県・東京都・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県の全12地域
共通項目
受験料 15,000円~20,000円程度(受験資格により変動)
※消費税は含まれておりません。
申請期間 2023年7月18日(火)〜8月31日(木)
※詳細は公益社団法人インテリア産業協会へお問い合わせください
合格者数の推移


合格者の職業分類


試験内容

1次試験は「技術編」・「販売編」の2種類に分かれており、学科試験になります。
2次試験は「プレゼンテーション」で図面の作成・インテリア計画・空間パース・論文等々(※年度により出題内容が変わります)の実技試験になります。

勉強時間(難易度)

合格までの平均勉強時間は1次・2次併せて200~300時間と言われています。狭き門の合格。とまでは言えませんが片手間での勉強で受かるほど楽な試験でもありません。

合格率

合格率は年度によりかなり変動が起こりますが、1次で20~30%・2次で50~60%と発表されています

インテリアコーディネーター資格の勉強法

1、独学で勉強する
【メリット】過去問を解き、用語や内容を暗記出来れば可能。テキスト代のみで安価で始められる。
【デメリット】勉強経験・仕事経験が無い方は用語の理解がまず大変。相対的に多大な時間を要する。実技においては、実際に図面を描いたり読んだり出来なければそもそも手を付けることが出来ないでしょう。

2、資格取得の為の予備校
【メリット】合格者多数の実績があり安心。すぐに質問が出来る講師や仲間がいてモチベーションを保てる。
【デメリット】費用が高い。

3、通信教育
【メリット】費用が安い。合格実績が多数ある場合、合格のノウハウを教えてもらい合格が可能。
【デメリット】ほぼ独学と同じ。自己管理が必要でモチベーションを保つことが難しい。

4、オンラインで学ぶ(リアルタイム・双方向コミュニケーション型/動画視聴型)
【メリット】両型ともに、予備校と比較して費用が安い。
 ・双方向型…すぐに質問が出来る講師や、共に学ぶ仲間がいてモチベーションを保てる。
 ・動画視聴型…何度でも受講可能
【デメリット】両型ともに、勉強する時間の自己管理が必要。
 ・動画視聴型…一人で学習を進めるため、モチベーションを保つことが難しい。
※当校は、オンラインコース(リアルタイム・双方向コミュニケーション型)をご用意しております。
詳しくは【インテリアコーディネーター科オンライン】でご確認ください。

上記は一例です。ご自身に合った方法を探し資格取得を目指してください。

取得後の心配があるあなたへ、資格の活かし方について

インテリアコーディネーターの資格を取得される方の目的は大きく2つに分けられます。

①インテリア関連の販売・営業に役立てるため
②インテリア・建築の設計業務に役立てるため

インテリアコーディネーター資格をはこのどちらを目的とするかによって活かし方が変わります。

①はお客様に自社のインテリア製品を販売・営業するためのアドバイザーとして説得力を高めるため。
②は現在デザイン業務を行っている方が説得力を高めるため。

となる場合が多いです。
①については就職や転職をする際に資格の有無が役に立ってくれることが多いです。
②については現在その職に就いていることを前提としているため、資格のみでデザイン業務に就くことは難しく、教育機関でデザイン実務のやり方や流れをきちんと学ぶ必要があります。

ご自身がインテリアコーディネーターの資格をどの様に役立てたいかを考え、その役割を理解することで資格の価値を最大限に発揮することができると言えます。


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