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マンションリフォームマネジャー資格を生かせる仕事

マンションリフォームマネジャー資格を生かせる仕事

マンションリフォームマネジャー資格を生かせる仕事

マンションをリフォームする際に重要な役割を担うマンションリフォームマネジャー。しかし、一般的な知名度はあまり高くないかもしれません。
そこで今回は、マンションリフォームマネジャーの資格と仕事内容、活躍が期待できる場についてご紹介します。

マンションリフォームマネジャーとは?

マンションリフォームマネジャーとは?

マンションリフォームマネジャーとは、一言でいうと「マンションのリフォームのスペシャリスト」のことです。
主に、マンション内の入居者専有部分(入居者の自宅として認められる部分)のリフォームを、マンション管理組合やリフォームの設計・施工業者などと調整しながら行います。
マンションリフォームマネジャーの資格を取得するためには、国土交通省所管の公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」が実施する認定試験に合格しなければなりません。試験は学科試験と設計製図試験があり、両方に合格すれば有資格者として認められます。試験合格後は、無期限でマンションリフォームマネジャーの称号を使用することができます。

マンションリフォームマネジャー資格ができた理由

マンションのリフォームでは、戸建て住宅とは異なる特有の問題が発生することが少なくありません。
マンションリフォーム特有の問題としては、共用部・専有部の区別や、周囲の部屋に与える騒音・振動、水回りの排水勾配や配管の上下階との関係、管理組合との調整などが挙げられます。どれも戸建て住宅にはない問題です。マンション共用部の詳しい状態を把握しないと、専有部分の工事ができない場合もあるでしょう。
このような問題に対応するためには、リフォームの専門知識やノウハウを身に付け、マンション管理組合とリフォーム関連業者間の調整を行う仲介者的存在が必要だと考えられ、平成4年に、「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」がマンションリフォームマネジャーの資格を創設しました。

マンションリフォームマネジャーの仕事内容

マンションリフォームマネジャーの仕事内容

マンションリフォームマネジャーの業務は、まず入居者の意見を聞いた上でのマンションリフォームの企画立案から始まります。そして建物の調査、機器の選定、デザイン、その他さまざまな相談を承りながらリフォームに関するアドバイスや支援を行い、実際にリフォームに取り掛かる際の各種調整、工事管理、アフターケアなどを行います。
マンションのリフォームに関する知識やノウハウを持ち、建物全体の状況を考慮したリフォームのマネージメントを担う能力を持つマンションリフォームマネジャーは、入居者や管理組合からの信頼を得ることで、さらに活躍の場を広げることができます。

マンションリフォームマネジャー資格を生かせる仕事

マンションリフォームマネジャーの資格を生かせる場は以下の通りです。
【1】リフォーム専門会社
【2】マンション・ビル管理会社
【3】設計事務所
【4】工務店
【5】インテリア・家具販売店
【6】住宅機器・建材販売業者
【7】不動産会社
【8】マンション分譲会社
【9】建材メーカー

おわりに

建築後、相当の年月を経た分譲マンションは、今後ますます増えていきます。それに伴い、老朽化や耐震への対応などでマンションリフォームの市場規模も拡大していくでしょう。
また、不動産取り引きの売り上げも、これまで新築主流だったものが、中古物件を活用したリフォーム・リノベーションの割合が増えてきています。このような時代の流れに合わせて、新築専門だった不動産関連業者が続々とリフォーム業界に参入してきており、今後しばらくは中古物件の需要が高いと予想されます。
今後ますます活躍の場が広がるマンションリフォームマネジャー。インテリア・建築業界に進みたい方は、ぜひ資格取得を目指してみてください。

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