卒業生インタビュー
INTERVIEW
"Contest 2022"

2022年度
コンテスト受賞作品・
受賞者インタビュー

2022(令和4)年度インテリア産業協会主催コンテスト
受賞作品と受賞者へのインタビューをご紹介します。

インテリアコーディネーターの資格試験を運営する公益社団法人インテリア産業協会が開催しているコンテスト、「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト」「キッチン空間アイデアコンテスト」で今年も当校から8名の学生が入賞しました。
当校は同コンテストにおいて開校以来26年連続受賞しており、日本最多受賞校です。

住まいのインテリアコーディネーションコンテスト/課題分野

製造産業局長賞(第1位) 吉田彩花さん『ひとやすみ 作家と猫のリビング』
部門最優秀賞 髙﨑さゆりさん『ENERGY LAND』
部門優秀賞 髙部安久里さん『四季の箱』

キッチン空間アイデアコンテスト

部門優秀賞 阪上直子さん『ベランダキッチン』
奨励賞 ⽇下陽⼦さん『Re +Train』
奨励賞 武内瑠那さん『子ども食堂-常初花-』
奨励賞 陳芊さん『「どこでも」キッチン』
奨励賞 山下うららさん『道の駅×シェアキッチン』


住まいのインテリアコーディネーションコンテスト受賞作品・受賞者インタビュー


製造産業局長賞 /『ひとやすみ 作家と猫のリビング』
吉田彩花さん
吉田彩花さん『ひとやすみ 作家と猫のリビング』

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受賞:インテリアデザイン設計科1年 吉田彩花さん

<受賞の内定が決まった瞬間は、どのようなお気持ちでしたか?>

自分が受賞出来ると思っていなかったので大変驚きましたが、評価していただけて嬉しかったです。

<受賞作品に関して、解説をお願いします。>

この家に住んでいる作家の夫婦と猫、そして地域の人々が利用出来る憩いの場としてのリビングを考えました。
作業する人はそれに集中出来るように、リラックスしたい人は伸び伸び出来るようにそれぞれの空間を分けていますが、他の場所で過ごしている人々の存在も感じられるように竹を用いて緩やかに空間を分けました。猫が行きたいところに自由に行けるようにリビング中にキャットウォークを巡らせています。

<SDCに入学されるまでの簡単な経歴や職歴などを教えてください。>

大学卒業後に家事代行サービスの会社で事務と作業員指導をしていました。
SDCに入学する前は建築やインテリアの勉強はしたことがありませんでした。

<SDCに入学を検討されている方、勉強しようか悩んでいる方たちにアドバイスやエールをお願いします。>

インテリアや建築について勉強をしたことが無い人でも入学後に授業をしっかり受けて課題をこなしていけばちゃんと力がつきます。新しいことへの挑戦は勇気がいると思いますが自分の直感を信じてチャレンジしてみてください。




部門最優秀賞 /『ENERGY LAND』
髙﨑さゆりさん
髙﨑さゆりさん『ENERGY LAND』

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受賞:インテリアデザイン設計科2年 髙﨑さゆりさん

<受賞の内定が決まった瞬間は、どのようなお気持ちでしたか?>

自分の作品がこのような賞をいただけると思っていなかったので、嬉しかったです。アドバイスをいただいた先生方に感謝しています。

<受賞作品に関して、解説をお願いします。>

子どもを対象とした楽しみながら電力を生むことができる持続可能な空間の提案です。これからを生きる子どもたちが、あそびを通して地球環境を守れる仕組みができるといいなと思い考えました。

<SDCに入学されるまでの簡単な経歴や職歴などを教えてください。>

空間デザインに興味があったので、転職のために入学しました。保育士の仕事を続けながらSDCに通っています。

<SDCに入学を検討されている方、勉強しようか悩んでいる方たちにアドバイスやエールをお願いします。>

SDCは実務に近い課題が出されます。講師は現役で活躍されている方ばかりなので、自分だけでは思いつかない時も、"こういう事がやりたい"と相談すると、経験を交えてたくさんのアイディアや考え方を教えてもらえます。勉強していくと苦手な事も出てきますが自分の知識の幅を広げて、デザインに生かせるようになると楽しいです。新しいことに挑戦するみなさん、一緒に頑張りましょう!




部門優秀賞 /『四季の箱』
髙部安久里さん
髙部安久里さん『四季の箱』

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受賞:インテリアデザイン設計科1年 髙部安久里さん

<受賞の内定が決まった瞬間は、どのようなお気持ちでしたか?>

大変驚いたと共に、最後の最後まで妥協せずに取り組んだものが評価されて嬉しかったです。

<受賞作品に関して、解説をお願いします。>

日本の四季をテーマに新しい空間が創れないか考え生まれたのが”四季の箱”です。 住空間と外部環境を切り離してしまうのではなく、空の表情や光の入り方、草花の香りなどを直に感じることができるよう工夫しました。
海外の方が日本に来られた際のおもてなし空間としても面白そうだな、などと想像を膨らませながら制作しました。

<SDCに入学されるまでの簡単な経歴や職歴などを教えてください。>

入学前は、漠然と将来に不安を抱えながら就活をするごく普通の大学生でした。何社かエントリーシートを書いたり面接を受けたりするうちに、自分の色が出せるもの、自由な発想が評価される場に身を置きたいと考えるようになりました。
そんな中インテリアデザイナーという職業を調べた時、本当に嘘みたいな話ですが「私が就く仕事はこれだ!」と直感的に感じたんです。
そこからすぐ学校探しを始め、実践的なカリキュラムがあるSDCへの入学を決めました。

<SDCに入学を検討されている方、勉強しようか悩んでいる方たちにアドバイスやエールをお願いします。>

私自身も空間をデザインすることは初めての経験で自分にできるか不安でしたが、課題を通して新しいエレメントやデザインに出会うことができるので、自然と知識は増えていくと思います。
出会いで言えば、クラスメイトや先生方との出会いもSDCで得た大きな財産だと感じています。目標を明確に持った人や自分の知らない分野に詳しい人、この業界で活躍されてきた講師の方々に出会えたことは自分自身の成長にも、視野を広げることにも繋がりました。
今自分のいる環境から一歩踏み出すことはとても勇気のいることだと思いますが、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。




キッチン空間アイデアコンテスト受賞作品・受賞者インタビュー


部門優秀賞 /『ベランダキッチン』
阪上直子さん
阪上直子さん『ベランダキッチン』

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受賞:インテリアコーディネーター科 阪上直子さん

<受賞の内定が決まった瞬間は、どのようなお気持ちでしたか?>

まさかこのような賞をいただけるとは思いもしなかったので、驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。評価していただき本当にありがとうございました。

<受賞作品に関して、解説をお願いします。>

私自身が常日頃ベランダでBBQができたらなぁという思いがあったため、『あったらいいな』を形にしたいと思ったことがきっかけです。
特にマンション住まいですと、上の階や横の住人の方に迷惑がかかるため禁止されている行為ですが、もし吸煙システムや防災対策が整った「ベランダBBQ可」マンションを実現することができたら、希少物件で人気となり、借り手が増え満室御礼でマンションオーナー・入居者どちらも喜ぶマンションになるのでは?と考えたからです。
また、コロナ禍で出かけることが困難となった中、ベランダ菜園、BBQ、第2のリビングで「チル」(ゆっくりくつろぐ)して、ベランダを有効活用し、「おうち時間」をもっと楽しく充実したものにしたいと考えました。

<SDCに入学されるまでの簡単な経歴や職歴などを教えてください。>

ファッション科の美大卒業後、20代はアパレル業界、30代は不動産会社でWeb・広告デザイン、40代はリゾート会社で広告デザインと趣味を活かしてインテリアを任せてもらっていました。
インテリアのことはちゃんと学んだことがなかったため、働きながらこちらの学校でインテリアの知識を学び、さらに仕事に活かしていきたいと思いました。

<SDCに入学を検討されている方、勉強しようか悩んでいる方たちにアドバイスやエールをお願いします。>

48歳で学校に通うことにとても不安ではありましたが、インテリアは好きなことの一つであったため楽しく学ぶことができました。
働きながら学校に通い、課題をこなすことは決して簡単ではなかったですが(投げ出したくなる時もありました笑)、クリアできたときの達成感、課題を評価してもらえたときの喜びは何ものにも代え難く、自分の自信にも繋がりました。
「歳をとっているから引け目を感じることはない、むしろ生活経験を積んでいるほうがクライアントの気持ちを汲み取りやすく有利」と言ってくださった先生の言葉が励みとなりました。
年齢は関係ない!何事も何歳からでも挑戦できる!と身をもって伝えたいと思います。頑張ってください。




奨励賞 /『Re +Train』
⽇下陽⼦さん
⽇下陽⼦さん『Re +Train』

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受賞:インテリアコーディネーター科 ⽇下陽⼦さん

<受賞の内定が決まった瞬間は、どのようなお気持ちでしたか?>

受賞の内定をいただき、正直とても驚きました。
でも、キッチンの授業はとても楽しかったので、先生方のアドバイスや、一緒に授業を受けた仲間のアドバイスのおかげだと思いました。本当に嬉しく思っています。

<受賞作品に関して、解説をお願いします。>

私には小さい子供がいて、コロナ禍の中でも子供達が沢山の交流を持てるような場所をイメージし、公園の中で楽しくお料理ができるような空間をテーマにしました。子供が遊んでいる間にお料理ができたり、一緒にお菓子が作れたり。それ以外にも、地域の交流が深まるような場所になるようなキッチンにしたいと考えました。機能としては、私が子供と一緒にお料理する時に、子供用の台がしまえる場所がなく、邪魔になったりするので、収納にもなり、台にもなるような引き出しがあったらいいな、といつも考えていることなどを取り入れました。

<SDCに入学されるまでの簡単な経歴や職歴などを教えてください。>

フリーランスのヘアメイクの後、ヘアメイクの事務所を立ち上げました。
全く違う職種の勉強がしたく、学校に通い始めました。

<SDCに入学を検討されている方、勉強しようか悩んでいる方たちにアドバイスやエールをお願いします。>

在学中は、仕事と子育てと勉強で忙しい毎日でしたが、沢山のことを勉強でき、充実した日々を過ごしました。先生方も親切に熱心に教えていただけるので、大変な日々だとは思いますが、とても貴重な経験になると思いました。
チャレンジして、勉強したことは、必ず今後の人生で役に立つと思っています。
私も初めての事ばかりで戸惑い、辛いことをたくさんありましたが、熱心な先生方や、仲間のアドバイスがあり、頑張れました。これから入学される方もがんばってください!!




奨励賞 /『子ども食堂-常初花-』
武内瑠那さん
武内瑠那さん『子ども食堂-常初花-』

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受賞:インテリアコーディネーター科 武内瑠那さん

<受賞の内定が決まった瞬間は、どのようなお気持ちでしたか?>

受賞できるとは思っていなかったので驚きました。また、子ども食堂を作りたいという夢があったのでこの作品を評価して頂けたことはとても嬉しかったです。

<受賞作品に関して、解説をお願いします。>

子どもたちに「置かれた場所で咲く花ではなく、咲く場所を選べる花であってほしい。」との想いを込めて提案しました。

<SDCに入学されるまでの簡単な経歴や職歴などを教えてください。>

教師を目指して4年制大学に進学しましたが、憧れであったインテリアコーディネーターの夢に挑戦しないまま社会人になる事に疑問を抱き、Wスクールを始めました。

<SDCに入学を検討されている方、勉強しようか悩んでいる方たちにアドバイスやエールをお願いします。>

正直想像以上に大変な日々でしたが、挑戦して良かったと思っています。学生のうちに多くのことを学べたこの1年間は私にとって宝物です!
どんな質問に対しても真摯に向き合ってくれる先生方がいる環境はとても心強かったです。
私はこの仕事で生きていきたいと思えました!
悩んでいる方は自分を信じて、是非1歩踏み出してみて欲しいです!




奨励賞 /『「どこでも」キッチン』
陳芊さん
陳芊さん『「どこでも」キッチン』

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受賞:インテリアコーディネーター科 陳芊さん

<受賞の内定が決まった瞬間は、どのようなお気持ちでしたか?>

驚きと共に嬉しさも大きかったです。改めて自分の作品を見ますと、考えたり、資料収集したり、先生たちにアドバイスを聞いたりと充実した日々が思い浮かびました。努力した結果、ある程度形にできたことが嬉しいですし、先生方にも努力した自分自身に対しても、感謝の気持ちでいっぱいです。

<受賞作品に関して、解説をお願いします。>

私は旅行&料理が好きで、旅行に行くたびに現地の市場を見に行ったりします。新鮮な野菜や海鮮を見た際にはいつも買いたくなリますが、すぐに調理できる場所がなく、残念ながら諦めるしかないのが現実です。この『「どこでも」キッチン』もその思いから生み出されたアイディアです。シェアサイクルを参考にして、携帯アプリでも検索したり予約したりできるように便利な利用方法にしました。
また、個人的には料理するのは好きですが、食器を洗うのが嫌いなので、利用後も自動清掃ができるようにブースの機能を追加しました。

<SDCに入学されるまでの簡単な経歴や職歴などを教えてください。>

私は中国出身で、大学を卒業してから日本に来ました。最初は岡山県倉敷市にいたので、休日など暇つぶしにインテリアデザインの中国番組「夢の改造家」をよく見ていました。その中で放送された日本人のデザイナーが設計した空間に魅了されました。それがきっかけの1つとなり、勉強をスタートしました。

<SDCに入学を検討されている方、勉強しようか悩んでいる方たちにアドバイスやエールをお願いします。>

授業は各業界で活躍されているプロの方たちが指導を行ってくれます。内容は系統化されているので、とてもわかりやすいです。
美に対する感知度や日常生活の考え方も大きく変わり、やりがいが感じられると思います。
楽しく、勉強になりますが、課題作成・発表準備など、大変だと感じられる場面もたくさん出てくると思います。説明会で詳しく話を聞いたり、学生の作品などを見たりして、後悔しないようにしっかり検討した上でご判断ください。




奨励賞 /『道の駅×シェアキッチン』
山下うららさん
山下うららさん『道の駅×シェアキッチン』

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受賞:インテリアコーディネーター科 山下うららさん