1級・2級建築士資格試験

1級・2級建築士資格試験の概要

建築士の資格は公益社団法人建築技術教育普及センターが管理している国家資格の名称です。
建築士は1級・2級・木造と3種類の資格に分かれており、どの資格も1から建物を建てていくための設計業務を行う場合に必要となる資格です。(会社の場合は代表者が持っていれば大丈夫)
種類によって設計できる建物の規模や内容が変わってきます。受験資格は、学歴と経験により変動しますが勉強経験や実務経験が無ければ受験する事は不可能です。※詳しくは建築技術普及センターのホームページでご確認ください。

一次試験
試験日 毎年7月頃(受験資格により変動)
試験科目 学科Ⅰ~Ⅳまたは学科Ⅰ~Ⅴ(受験資格により変動)
受験資格 所定の学歴または実務経験を有するもの
試験会場 北海道から沖縄まで全国にて開催
二次試験
試験日 毎年9月頃(受験資格により変動)
試験科目 設計製図
受験資格 1次試験に合格している事
試験会場 北海道から沖縄まで全国にて開催
共通項目
受験料 15,000円~20,000円程度(受験資格により変動)
※消費税は含まれておりません。
申請期間 3月末~4月初旬まで
※詳細は公益社団法人建築技術教育普及センターへお問い合わせください

試験内容

取得する資格により内容が変わってきますが、基本的には建築の知識と法律と理解力が求められます。

勉強時間(難易度)

平均勉強時間も大きく違い、木造建築士で100~150時間。2級建築士で500~600時間。1級ともなると1500時間以上と言われています。

合格率

合格率は木造建築士35%~40%・2級建築士で20%~25%・1級建築士は8%~10%です。

1級・2級建築士資格試験の勉強方法

資格試験に合格し建築士になるためには、どのような勉強方法が望ましいでしょうか。
この試験に関しては、大学の建築学科を卒業するなどの学歴から受験をされない場合は実務経験が必要になります。ですので、仕事をしながら経験を積み勉強をしていくことが効率のよい方法と言えるでしょう。
また、この資格は設計業務を行う上で必要な資格ですが、会社に勤めている場合には必ずしも必要ではありません。設計業務を行っていたとしても、最終的な申請は会社のトップ又はそれに準ずる設計者の名前で行います。

その為、資格を持っていても相当な経験を積んでいなければ必要がありません。もし、独立して自分のデザインをする場合には誰かにお願いすることはできませんので、その時に初めてこの資格の価値が出るでしょう。
ただ、経験や一定の学歴が無ければ受験できませんので、この資格を持っている事による就職時の有利さは確実にあります。それも少し先の話ではありますので、まずは学校でしっかりと勉強することが大切でしょう。

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