【インテリア専門学校では伝えきれない】
インテリアプランナー資格のメリット
インテリアコーディネーターの活躍業界
インテリアプランナーは、インテリアや建築に関わる総合的な専門知識を持つインテリアの専門家。室内装飾の専門的な知識はもちろん、建物の構造や施工設備などの幅広い知識が必要とされ、インテリアに関わる業界への就職や転職の際に高く評価される資格です。
今回は、そんなインテリアプランナー資格を取得するメリットについてご紹介します。
資格取得で試験科目が免除される
インテリアプランナーの資格取得者は、 他の試験を受験する際に優遇措置を受けられることがあります。
例えば、商業施設士は商業施設の運営管理や空間企画の役割を担う職種ですが、商業施設士としての知識・技能を問う「商業施設士試験」では、インテリアプランナー資格を持っていると 実務経験なしで受験が可能になるほか、学科試験のうち「施設計画」の科目が免除になります。
また、独立行政法人都市再生機構(UR)の建築設計事務所などの登録時に、「測量・土質調査・建設コンサルタント等業務競争参加資格審査申請書」にインテリアプランナーの人数を記載できるため、 建築設計事務所で働くことを考えている方は取得しておいて損はありません。
将来性がある
一般消費者の住環境へのこだわりが強くなる中、インテリアプランナーへの期待度は高まっています。最近はデザイナーが設計した住宅やマンションなどがインテリア業界でも注目を集めています。
建て替えや老朽化による改修、環境問題などからも、 日々の生活を重視し、ライフスタイルや趣味に合わせた自分らしい居心地の良い空間を作ることが重要とされているのです。
そのため、単に見た目に優れた建物ではなく、人が生活しやすい環境を作りあげるインテリアの専門家、インテリアプランナーのアドバイスは大変重宝されます。
また、住まいだけではなく 商業施設や公共施設などでもインテリアは重要な位置を占めるため、インテリアプランナーへのニーズは拡大することが予想されます。
準インテリアプランナー資格の取得もおすすめ
インテリアプランナーを目指す方が受験に取り組みやすくするため、インテリアプランナー資格は2016年から制度が一部変更されました。
【主な資格制度の変更点】
・年齢制限がなくなる
・学科試験(6月中旬)と設計製図試験(11月中旬)が別々に実施され、学科試験合格者は設計製図試験を受けることができる
・学科試験合格者は、登録により「アソシエイト・インテリアプランナー(準インテリアプランナー)」の資格が与えられる
・アソシエイト・インテリアプランナーと建築士はインテリアプランナーの学科試験を免除される これまでは学科試験と設計製図試験が一体で実施されていましたが、2016年から別々に実施されます。インテリアプランナーを目指す場合は、 初年度は学科試験の勉強に力を入れてアソシエイト・インテリアプランナー資格を取得し、翌年に設計製図試験合格を目指す作戦もおすすめです。
おわりに
今まで建築業界は男性中心の業界というイメージがあったかと思いますが、インテリアプランナーは男性・女性関係なく活躍できる職業です。最近では多数の女性インテリアプランナーが生まれており、女性ならではの心づかいや感性を武器に活躍しています。
住環境への関心の高まりに伴い、インテリアに求められる内容はますます高度化・多様化しています。インテリアプランナー資格は、そのようなニーズに十分に応えられるだけの知識や技術を手に入れられる資格。 もちろん資格がなくても勉強次第でインテリアの仕事をこなすことはできますが、幅広いフィールドで活躍したいと考えているなら、ぜひインテリアプランナー資格の取得も検討してみてください。