【インテリア専門学校では伝えきれない】
リビングスタイリスト資格を生かせる仕事
リビングスタイリスト資格を生かせる仕事
リビングスタイリストは、家具や生活雑貨などのインテリアについて幅広い知識を持ち、お客様が理想とするライフスタイルを実現できるように提案を行う、接客・販売のプロです。
現在、さまざまな業界で活躍の場があるリビングスタイリストですが、具体的にはどのような仕事なのでしょうか。
今回は、リビングスタイリスト資格を生かせる仕事をご紹介します。
リビングスタイリスト資格とは
リビングスタイリスト資格は、日本ライフスタイル協会が主催する資格試験に合格することで取得できます。3級・2級・1級と分かれていて、受験資格に特に制限はありません(ただし、1級を受験するためには2級に合格することが必要です)。
主な試験内容としては、以下の2種類に分けられます。
・テーブル、カーテン、照明、キッチン、バス、トイレなど家具の商品知識
・流通の仕組み、マーケティング、接客販売、ビジネスマナーなどの販売知識 1級に関しては、上記の他に商品調査や競合調査、時事問題など実務的な能力が問われます。
合格率は2級が約75%、1級が約50%です。似たような職種であるインテリアコーディネーターの合格率が20%~30%であることを考えると、比較的取得しやすい資格だといえます。
リビングスタイリストの仕事
家具やカーテン、照明などの高単価な商品から、食器や雑貨など比較的安価な生活用品を扱います。また、インテリアに関わる商品だけではなく、庭や門扉などのエクステリア関連商品も含まれます。
・リビングスタイリストに必要なスキル 接客業にとって必須のスキルである一般的なビジネスマナーと接客スキルは、リビングスタイリストにとっても必須スキルです。
リビングスタイリストの仕事は、ただ単にインテリアや生活用品の知識があれば良いわけではありません。お客様と円滑なコミュニケーションを取ることが重要です。
たとえ商品が優れていたとしても、接客スキルが身に付いていなければお客様に「感じが悪い」「不親切だ」という印象を与えて購入に結びつかないことがあります。逆に接客スキルが高ければ、お客様に気に入っていただけて商品購入につながることもあります。
商品の購入には商品自体の良し悪しも重要ではありますが、リビングスタイリストの接客スキルも大きく影響するといえるでしょう。
リビングスタイリスト資格を生かせる業界や仕事
インテリアやエクステリアの接客・販売のプロであるリビングスタイリスト資格を持っていると、さまざまな業界や仕事で役立ちます。主な活躍の場は下記の通りです。
【1】インテリアショップや雑貨ショップ
【2】家具、カーテン、照明などの専門店や量販店
【3】百貨店、スーパー
【4】家電量販店
【5】住宅、建材、設備、雑貨などの各種メーカー
【6】設計事務所や工務店
インテリアショップなどの小売店の場合、お客様の住宅の図面や部屋の間取り図を見ながら提案したり、レイアウトをシミュレーションしたりしながら接客を進めます。
一方住宅メーカーなどでは、設計士やコーディネーターと協力しながら、家を建てる段階から一貫してインテリアやエクステリアの提案を依頼されることもあるでしょう。その場合は小売店に比べてお客様と長い付き合いになることが多いため、深い関係を築くことができます。
おわりに
インターネットが発達した昨今では、家具やインテリアをただ手に入れるだけなら、インターネットを使って気軽に買うことができます。しかし、中にはインテリアやエクステリアに対してこだわりや思い入れが強い方、また、何を買って良いか分からない方もいるでしょう。そんなお客様の理想のライフスタイルに近づけるようサポートする接客・販売のプロこそが、リビングスタイリストなのです。